　雨の中を、、、
　実は昨日も４時に起きて、中川川の一番奥を目指したが、途中で雨が雪に変わったため断念。車を替えた影響が、こんなところに出てしまう。やはり自分には、四駆が必要だと思い知らされた。走りも良くて、さらに悪路も走行できる、自分に合っているのはポルシェのマカンのような車だな。もちろん、買えないけど。
　今日も４時に起きたが、眠くて二度寝。すぐに隣で寝ている女房から、「行かないの？」。釣りに行ってもらいたい理由は分からないが、亭主元気で留守がいい、のかも。１５分遅れで起きて、中川川の奥を目指す。霧雨のような雨が降り続いているが、雪にはなりそうもない。５時１５分、車止めに到着。すでに１台、暗闇の中に駐車している。まだ暗いので、明るくなるまでスマホで時間をつぶす。５時４０分、何とか明るくなってきたので、支度をして、川に下りた。
　今日の狙いは、白石沢を釣り上がり、放流の残り物を釣ること。少し林道を戻って、橋の下流の堰堤のプールから攻めることにした。

　寒い、、、
　外気温は５度で、雨だから暖かいはずだが、時折吹く風が半端じゃなく冷たい。昔は寒さで手がかじかんで、エサも付けられないような環境で釣りをしたものだが、その頃を思い出してしまった。解禁の頃の釣りは、こんなだったよなぁ。ちょっぴり、ノスタルジック。
　解禁日には大釣りできたであろうプールからは、全く魚信はなかった。寒さのせいで、魚が動かないのだろうか。早々に諦めて、上流に移動すると、用木沢の出合いのところで、２人の釣り人発見。先着していた釣り人だろうから、彼らの入った方向の逆に入ることにした。どうやら、白石沢を釣り上がるらしいので、自分は用木沢へ入っていく。
　魚信がない上に、寒さのせいで鼻水が止まらない状況で、雨は強さを増してきたのには、さすがに参った。風邪を引いてもばからしいが、何とか堰堤まで行くことにした。
　小さな落ち込みで、魚信。軽く合わせると、やはりチビメだ。今日は食べごろの放流魚を狙っているが、チビメでも掛かってくれると嬉しいものだ。この沢は一昨年の雪で倒れた木が残っていて、釣り人の邪魔をする。これで魚が残ってくれるのだから、いいこともあるが。

　堰堤で納竿、、、
　堰堤が見えてきたころ、またチビメを掛けた。目印に反応が出るのは、緊張感も続くし、釣り師にとっては醍醐味でもある。ただ、合わせとともにチビだと分かった瞬間の失望も、また大きいものだ。
　堰堤の少し下流、いい感じの落ち込みで、今日唯一のいい魚信。クッと合わせたのだが、掛からなかった。いるのは分かったので、またあとでやることにして堰堤へ。元気よく水が落ちていて、魚がいそうなのだが、魚信はなかった。堰堤の瀑風に当たっていたので、体が冷え切ってしまい、継続する意欲がなくなった。
　先ほどのポイントに戻り、再度仕掛けを入れてみたが、魚信はもうなかった。７時４５分、納竿。雨は相変わらず、降っている。
　車に戻ると、４台に増えていた。どうやら後の２台は、山登りのようで、３人連れは用木沢の方へ歩いて行った。
　丹沢湖まで下りてくると、雨は降っていなかった。これから気温が上がれば、魚も食いが立ってくるだろう。楽しい渓流釣りシーズンが、始まったのだ。

　
　