　朝の短時間で、、、
　夜中に目が覚めた。最近は、こんなことが多い。睡眠が乱れているのか、昼寝がいけないのか。時間を見ると２時半、ジッとしていたが眠れそうにないので、３時半に起床。久しぶりに、釣りに行くことにした。
　梅雨明けも近いというが、このところ夜中に雨がよく降る。沢の水も増水して、釣りの条件はいいはず。冷蔵庫のミミズはまだ生きていてくれたし、行くなら今日でしょ。
　何となく、中川上流を目指した。自然教室を過ぎると、キャンプ場には溢れんばかりの車。そういえば、もう夏休みが始まっているのだ。これじゃ、帰りの道が混むだろうから、終了時間を８時と決めた。途中、すれ違いができない区間があるが、都会の人はどんどん入ってくるので、詰まってどうにもならないことがある。それだけは避けたい。

　条件はいいのだが、、、
　一番奥のゲートの手前、車はいない。一番乗りも、久しぶりだ。奥まで釣り上がる時間はないから、用木沢の出合いから釣ることに。４時４０分だった。
　近くの林の中にはテントがあって、どうやらキャンプをしているようだ。キャンプ禁止という看板が、嫌というほど設置してあるが、そんなの関係ねえ。
　水量は期待したほど増えていないし、濁りもない。弱ったキジを、針に丁寧にセットする。何度目かで魚信、合わすと小さいヤマメが掛かった。ボーズ回避だけで、うれしくなる。
　何度か蜘蛛の巣に仕掛けを掛けてしまったが、堰堤まで釣り上がる。堰堤では、小さい外道とチビヤマメ。時間はまだ６時だから、今度は白石沢をやろうと車まで戻る。

　怖い思い、、、
　何台か車が止まっていて、黒いものがこちらに向かって走ってくる。そのあとを、女性が追っかけて来る。「すいませーん。悪意はないんですぅ！」。リードを外された犬が、怪しいやつに噛みつこうとしているようだ。怪しいやつとは、自分のことだ。子供の頃、犬に追いかけられて泣いたことを思い出した。いくら自然の中だからって、リードを外すのは県条例違反。人に噛みつけば、さらに罪は重い。犬には悪気はない、かもしれないけど。
　白石沢に下りて行く。さあ、釣ろうかとしたとき、下流に釣り人発見。目があったので、お辞儀をした。そそくさと斜面を上がり、車に戻り納竿。久しぶりの釣行は、あっという間に終了。１時間ちょっとだった。また来よう。

　