　夕方、、、
　久しぶりに休みをとった。と言っても、午後だけ。用事を済ませ、時計を見ると３時少し前。これなら夕マズメだけでも狙えそう。すぐに支度をして、小川谷へ向かう。林道の奥へ車を飛ばし、堰堤の上からの入渓場所に車を止めた。
　釣り始めたのは４時少し前、水の量は落ち着いてしまったが、水はきれいで冷たい。ミミズの餌で、丁寧に流し続ける。だが、魚信は全くない。
　
　厳しい、、、
　堰堤までの区間は、それなりに渓相が良くなってくる。昨年、なかなかの魚信を合わせ損ねたポイントに期待していたが、やはりダメ。そして、堰堤。ほとんど、ないに等しい落ち込みに投げ入れるが、魚の気配すらない。
　１時間少しやったが、諦めた。全く魚信もないのでは、手も足も出ないということだ。残念だが、一旦納竿して、いよいよ本命の場所へと向かう。

　リベンジ、、、
　前回、なかなかの良型を掛けたのにバラしてしまった悔しさ。あの時とは条件も違うが、夕マズメの絶好の時間帯に竿を出すことに期待したい。５時半から、前回と同じようなコースに流し続ける。だが、チビメさえ来ない。
　方向を変え、流れを変え、仕掛けを流し続ける。３０分ほど粘ったが、やはり魚信はない。餌を川虫に変え、さらな流す。すると、やっと待望の魚信。６寸ほどのヤマメ。大物は釣られてしまったのだろうか、それともえぐれの奥に隠れているのか。ボーズを逃れた安堵感で、続ける気力もなくなった。６時１５分、納竿。また、機会があったらチャレンジしたい。