　雨後の爆釣を夢みて、、、
　金曜日の夜、小田原の釣具屋へ餌（ミミズ）を仕入れに行った。このところの雨で、渓流はいい状態に違いないのだ。濁りがだんだん取れてきて、笹にごりの水の中から、こんな大きいのが、どこに隠れていたのか、って感じの釣りができそうな予感。唯一の不安は、何だか少し頭痛がすること。夜更かしせずに、早めに寝たのだが。

　体調が、、、
　目が覚めたのが、4時。世附は諦めなくてはいけないが、それよりまだ頭が重い。これは無理しちゃダメだと、そのまま寝た。
　朝食後、まだ寝たくて、ウトウト。午前中、家のことをいろいろやって、汗をかいたら体調はスッキリ。せっかくのチャンスだからと、またしても皆瀬川へ向かった。このところ、この川へ何故か足が向く。まだ入ったことがない区間もあるし、好条件で釣ったことがないので、探釣って感じだ。
　
　なかなかの流れ、、、
　板取橋上流に車を止める。途中、釣りと思しき車は1台のみ。みんな、朝のうちに入ったのだろうか。この区間に入るのは、初めて。入溪路は橋の少し上流に、すぐに見つかった。板取沢に沿って本流に下りていくが、意外と長く感じる。焦っている、のだろうか。
　川は少し濁った水が、勢い良く流れている。カーブごとに淵をつくり、いかにもヤマメが付いていそうな渓相だ。
　ミミズを付け、５．３ｍ竿で釣り始めたのが3時半。流れの緩いところに行くと、活発な魚信が。うっとおしいハヤの、ご挨拶だ。何度かハヤを外して流れに返すが、独特の臭いに閉口してしまう。そしてやっと、ヤマメ。それも、ハヤより小さいサイズが続く。確かにヤマメがいることは、分かったのだが。

　堰堤で、、、
　砂の上の足跡には、早くから気がついていた。今朝入ったのだろうが、この水量では問題ないだろうと考えた。食い気のあるヤマメさえいてくれれば、おいしいミミズを見逃す訳はない。だが釣れるのは、ハヤとチビメ。そして、カジカが1匹。
　林道からかなり下がっているので、4時過ぎだというのに、暗くて目印が見難い。しばらくして、前方に堰堤。小さい堰堤の先に大きな堰堤が続く、2段の堰堤だ。このプールで、粘ってみる。魚信は、すぐにあった。キレイな5寸のヤマメ。魚信は続き、チビメや5寸サイズが来た。
　堰堤を、右岸の踏み後を登り越える。その上流へは、空き地の奥から、川へ降りる。人遠橋の周辺は、なかなかのポイントが続く。だが、暗くて何だか集中できない。何匹かヤマメを掛けたが、良型は最後まで来なかった。橋上流で脱渓。5時40分だった。条件が良かったのに、良型が出なくて残念だったが、これも腕と運のせいと諦めよう。